暮らし方 高齢者の家 実例

Atsuko

2012年11月06日 15:14

ひとり暮らしの80代の女性のお宅です。



写真の手前側に布団があります。

そこで寝ていらっしゃいます。

自分でふとんを上げる体力はありません

週に2回来てくれるヘルパーさんが布団をあげて

掃除機をかけてくださるそうです。

押入れの前はふとんと洋服がおいてあります。

横のタンスはほとんどあきません。

もう一つの押入れです



足が悪く、うでの力も落ち押入れにモノを

しまうのがだんだんおっくうになり、とりあえずと

置き始めたものがどんどん増えてきて、

押入れに手が届かなくなっています。

歩ける幅だけ何とか確保してあるような状態です。



押入れの中は、何十年も前にもらったお返しや引き出物などが

ぎっしり入っていました。

タオルやシーツはすべて変色し使えるものはありませんでした。

昔のふとんも処分して、いま使う布団だけをいれました。

布団はヘルパーさんに出し入れしてもらいます。



天袋には子供たちの作品がはいっていました。

ほこりをかぶって真っ黒になっていました。

手前にあった洋服ハンガーはこわれてヨロヨロしていたので

処分しました。

テーブルの上のモノもほどんどがいらないもので

必要なものは別のサイドボードに移動させました。

上の段にバックやぼうしなど おばあさんの身長でもすぐにとりだせる

ように平置きしました。

見た目の収納より、本人の満足が大事です。

なーんもしたくないを連発していて、外にでるのもおっくうな方でしたが

片づいて元気になられて、カラオケなどにも参加されるようになりました。

毎日暮らす家の環境って大事です。

高齢者ほど家にいるのが楽しいと思えるような家つくりが大事です。

楽しいと思える家というのは、動ける家です。

今まで通りの生活が続けられる家です。

危ないからと、手が届く範囲にモノをおいて動かなくてすむように

家族が気をまわしてある家もありますが

逆効果です。

何もしないと、どんどんぼけてきます。

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