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2015年02月10日
高齢者がワンルームに引越す苦労
80代の女性です。
ご主人がお亡くなりになって10年以上
おひとりで暮らしていらっしゃいました。
お子様はおられません。
1戸建ての大きなお宅で、とてもおしゃれな方でした。
これから体力的に一人暮らしは厳しくなっていくので元気なうちに、
東京に住む妹さんのところに引越しをされるとのことでした。
一緒に暮らすのは遠慮があるようで、妹さんのマンションの隣の
ワンルームに引越しをされることになりました。
6LDKの家からワンルームへの引越しです。
家具付の部屋で食事は妹さんのところで食べるそうです。
従って持って行くのは、衣類と日用品、一人分の布団程度という
予定です。
とてもおしゃれな方で洋服の量が想像を超える量で、3部屋が洋服部屋になっていました。
とりあえず、不要なものを一旦処分することにしました。
たんすや衣類などをトラック3台位処分しました。
これで少し仕分けをするスペースができました。
初日は3時間ほどの作業でしたが、お客様はとてもお疲れでした。
翌日はお休みして
妹さんと二人で2.3日かけて持って行くものを選ぶと
おっしゃたので、お待ちしました。
もって行くものを1箇所に固めたのですが、2トン車で1台分くらいの量になりました。
とてもワンルームには入らない量です。
80代とは思えない、原色や派手な柄物の洋服も多く、
昔の衣類も捨てた事がないのではないかと思われる量の洋服の量でした。
もう一度整理してみますといわれて、2日後にお伺いしました。
そしたら、お茶の道具や3組も持っていこうとなさった布団、大量の着物などは
減らされていました。しかし肝心の洋服が減っていないんですね。
やはり洋服への思い入れが強いのですね。
妹さんからも、引越し代も高くなるし、入らなければ東京で処分しなければならない。
減らそうと言われましたがなかなか難しいです。
一部屋に処分する洋服をまとめておいていたのですが、捨てるときめてもやっぱり
捨てたくない。そのひとつが毛皮のコート。
妹さんから
「今どきそんなもの着る人いないわよ。
動物愛護団体からクレームつけられるわよ。重たいし、どこに着ていくの?
軽くて暖かいコートが何枚もあるでしょ」と言われて
「そうよね。いらないわ」と処分を決めたけどやっぱり高かったから悩むんですよね。
3回くらい捨てたりひろったりを繰り返されました。
「お姉さん。もう十分よね。これでいいでしょう。もうこれ以上持って行けないんだから」
と言われましたが、本人はなかなかあきらめがつかないようでした。
押入れの奥や天袋に入ったものも全部出してあげました。
出てきたのは何十年も前の衣類。布団、昔のアイロンやミシン、
贈答品の変色したシーツなどでした。
ほこりとカビ臭さで咳き込むような状態でしたがやはりどうしても
確認をしたいようでした。
お客様は、こういう片付けの時は非常に疲れます。
自分の生きてきたあかしを処分するのです。
高齢者の方はもちろん、若い方でも自分の思い出と
別れる決断をするのにすごく体力を使います。
お疲れになるので、処分する前に大事なものがないかこちらで拝見しますからと
言ってもやはり自分ですべて確認をしたい。
そういうお客様の思いも受け入れてあげたい。
今回はお客様の体力にあわせて、休みをいれた作業をしましたので
2.3日の予定でしたが、結局10日かかりました。
ご本人は満足されたと思います。
最終的にダンボール10個程度と布団類。ワンルームにちょうどよい量をもって
引越しをなさいました。
生きてきた分だけモノは増えます。
今の長寿社会ではなおさらです。
少しでも早く生前整理始めませんか?
お手伝いいたします
福岡の片づけと暮らしサポート
凜style
TEL 092-775-0142
ご主人がお亡くなりになって10年以上
おひとりで暮らしていらっしゃいました。
お子様はおられません。
1戸建ての大きなお宅で、とてもおしゃれな方でした。
これから体力的に一人暮らしは厳しくなっていくので元気なうちに、
東京に住む妹さんのところに引越しをされるとのことでした。
一緒に暮らすのは遠慮があるようで、妹さんのマンションの隣の
ワンルームに引越しをされることになりました。
6LDKの家からワンルームへの引越しです。
家具付の部屋で食事は妹さんのところで食べるそうです。
従って持って行くのは、衣類と日用品、一人分の布団程度という
予定です。
とてもおしゃれな方で洋服の量が想像を超える量で、3部屋が洋服部屋になっていました。
とりあえず、不要なものを一旦処分することにしました。
たんすや衣類などをトラック3台位処分しました。
これで少し仕分けをするスペースができました。
初日は3時間ほどの作業でしたが、お客様はとてもお疲れでした。
翌日はお休みして
妹さんと二人で2.3日かけて持って行くものを選ぶと
おっしゃたので、お待ちしました。
もって行くものを1箇所に固めたのですが、2トン車で1台分くらいの量になりました。
とてもワンルームには入らない量です。
80代とは思えない、原色や派手な柄物の洋服も多く、
昔の衣類も捨てた事がないのではないかと思われる量の洋服の量でした。
もう一度整理してみますといわれて、2日後にお伺いしました。
そしたら、お茶の道具や3組も持っていこうとなさった布団、大量の着物などは
減らされていました。しかし肝心の洋服が減っていないんですね。
やはり洋服への思い入れが強いのですね。
妹さんからも、引越し代も高くなるし、入らなければ東京で処分しなければならない。
減らそうと言われましたがなかなか難しいです。
一部屋に処分する洋服をまとめておいていたのですが、捨てるときめてもやっぱり
捨てたくない。そのひとつが毛皮のコート。
妹さんから
「今どきそんなもの着る人いないわよ。
動物愛護団体からクレームつけられるわよ。重たいし、どこに着ていくの?
軽くて暖かいコートが何枚もあるでしょ」と言われて
「そうよね。いらないわ」と処分を決めたけどやっぱり高かったから悩むんですよね。
3回くらい捨てたりひろったりを繰り返されました。
「お姉さん。もう十分よね。これでいいでしょう。もうこれ以上持って行けないんだから」
と言われましたが、本人はなかなかあきらめがつかないようでした。
押入れの奥や天袋に入ったものも全部出してあげました。
出てきたのは何十年も前の衣類。布団、昔のアイロンやミシン、
贈答品の変色したシーツなどでした。
ほこりとカビ臭さで咳き込むような状態でしたがやはりどうしても
確認をしたいようでした。
お客様は、こういう片付けの時は非常に疲れます。
自分の生きてきたあかしを処分するのです。
高齢者の方はもちろん、若い方でも自分の思い出と
別れる決断をするのにすごく体力を使います。
お疲れになるので、処分する前に大事なものがないかこちらで拝見しますからと
言ってもやはり自分ですべて確認をしたい。
そういうお客様の思いも受け入れてあげたい。
今回はお客様の体力にあわせて、休みをいれた作業をしましたので
2.3日の予定でしたが、結局10日かかりました。
ご本人は満足されたと思います。
最終的にダンボール10個程度と布団類。ワンルームにちょうどよい量をもって
引越しをなさいました。
生きてきた分だけモノは増えます。
今の長寿社会ではなおさらです。
少しでも早く生前整理始めませんか?
お手伝いいたします
福岡の片づけと暮らしサポート
凜style
TEL 092-775-0142
Posted by Atsuko at 18:17│Comments(0)
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